おおたにの練習日記

スーパーエキセントリッククライマー系ハードパンチャー目指してます

ツールドかつらお

無料で参加できると聞いて急遽エントリー。

日本では珍しい公道レースで(9km3.3%の緩い登りと3km7.6%のきつい登りと超テクニカルな下り区間を含む)1周28kmを3周する厳しいコース。

60人がエントリー、個人的な目標は完走で(厳しいコースとフルウェットの路面コンディション、前日300km走った疲労具合と面子の濃さから)弱気な設定。

直前に行われた1周の部で同行した、にっしーさんとはらいちさんがワンツーフィニッシュを飾り自分もやったると気合を入れ直す。

ほっしゃんさん、ryutaと3人チームなので足を引っ張る訳にはいかない。

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いざスタート。

コースが危険なので1周目はローリングと聞いていたが緩い登りからアクチュアルスタートしていて離れて最後尾にいた自分の前にCOMカーが入り危うくレースが終わるところだった。

後ろでいきなりブチブチ切れた人をかわしながら脚を使って復帰、集団でKOMを超える。

下りでポジションを上げてなるべく前の方で(3km7.6%の)もりもりランドの登りへ入る、10分我慢、離れたらレースが終わる…粘って粘ってなんとか耐えた。

もりもりランドの下りが超テクニカル、道幅が狭くコーナー途中にグレーチングがあったりする、流石に皆んなゆっくり下ってた。

2周目に入る頃には人数が半分以下に減っていた。

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2周目のKOMの登りの後半でレースが動く、エカーズ宇賀くんのアタックにイナーメの岡さんとリンクの嘉瀬さんが乗り、勝ち逃げが決まると思った瞬間チームメイトのryutaが乗る。

おぉ、あの面子相手に勝負しに行きやがったとリスペクトしつつ、自分は乗るどころかキツくて早く逃げが決まってペースが落ち着いて欲しいと思っていたのでその時点で弱いですね。

下りでタイム差が徐々に拡大し逃げが完全に決まる。

逃げが決まってペースが一定になったお陰で、もりもりランドの登りも先程よりも余裕を持って超えることが出来た(脚が回ってきた!)

もりもりランドの下りで落車があり集団が一時分断しかけるも再び元に戻る。

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力で抜け出した4人なので決まると思いきや、まさかの下りでローテがぶん回り3周目のKOMの登り口で20秒差まで縮まった。

ryutaが前に乗っているので引かずに後方で待機、ACTIVIKEで、にっしーさんに教えてもらった股関節主体のペダリングで勝負する脚を温存。

吸収してレースが振り出しに戻ると思い、次の展開に備えていると高校生2人がブリッジ、続いて半澤さんとハヤサカの選手がブリッジ。

20秒差からまた徐々に拡大し始める。

後ろに取り残されてしまい、逃げは吸収出来ずにそのまま先頭集団となってしまった。

(今回の勝負所はここだった、ブリッジに行って後ろも付いてきたら無駄脚になる…成功してもこの後の登りで付いていけないかも…と自信が無くて行けなかった)

第2集団で、このままじゃヤバイとほっしゃんさんとペースを上げる、追う意思のある人と抜け出したかったが、飛び出しても誰も付いてこない。

先頭からryutaがこぼれてるのを見えてか、ほっしゃんさんが単独でブリッジ。

最後のもりもりランドの登り口で先頭から落ちてきたryutaに"ナイスチャレンジ''と労いの言葉を掛けて最後の登りへ、先頭と40秒差。

ほっしゃんさんも登り途中で吸収、先頭に届かなかったようだ。

鵜澤さんに"大谷くん最後まで頑張ろう"と励まされながらもりもりランドを一緒に登る。

安全に下ってパックになった5人でローテを回して最後はスプリントで第2集団の3着を取り10位でフィニッシュ。

続々とほっしゃんさん、ryutaもフィニッシュ。

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チーム対抗では2位なので一応表彰台へ。

3人完走できたチームはうちと、イナーメと、優勝した半澤さん鵜澤さん達の3チームだけ。

落車や足切りで結局、完走出来たのは20/60人というハードなレースだった。

その中で結果だけを見れば充分かもしれないけど、ryutaやほっしゃんさんみたいにチャレンジ出来なかったので内容は褒められるものではないし、もちろん満足もしていない。

ただハードなコースで濃い面子の中でも完走出来たことは自信に繋がった、この自信を持って挑戦し続けたい。

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素晴らしいコースと熱心なスタッフ・ボランティアのお陰で最高に楽しむことが出来ました、今回は無料だったので参加しましたが来年以降も開催が継続されるようで、勿論お金を払ってまた参加したいと感じました(次はチーム優勝目指して賞金10万円を…ふふふ)

これからも日本の公道ロードレースの発展を祈ります。

また今回これだけ楽しめたのは一緒に同行した方々のお陰でもある。

特にろーたすのマスターには出発前夜の閉店間際にお店に行き夕食を食べさせてもらい、お店で仮眠させてもらい、往復10時間以上の運転もしていただいた。

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ろーたすの2人方(マスターとほっしゃんさん)を紹介してくれたのも、はらいちさんで(はらいちさんはにっしーさん主催のライド経由で知り合った)改めて人と人との繋がりを感じました。

帰りの車の中でも話してたけど、このレースに参加もしてないのにSNSで難癖付けてる人がいたみたいで。

少し残念な気持ちになりつつ、まぁ別にどうでもいいかなと思いました。

大赤字なのに全部無料で寝床解放して貰って、レース走らせて貰って、賞金、トロフィー、副賞、景品出して貰って、熱心な地元のボランティアの方々にカレーと麦茶出して貰って、温泉まで入らせてくれて誰が文句を言えるのかって話ですよ。

実際に参加した人にしか分からないと思うし、今回参加して楽しいと思った人が、また来年以降もお金払って参加すればいいだけで、その結果、日本のロードレースが発展していけばいいんじゃないかな。

自分はなるべく敵を作らないようにしてるけど、繋がりが増えれば増える分もちろん合わない人は出てくるわけで、そういう人にどう思われようが、この人に嫌われて何か困る事あったっけ?ってスタンスでやってます。

自分は自分の実力(自転車も仕事も)を高める事を考えて目標や夢を実現すればいいのです。